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ブレヤンジ®の治療の流れ

ブレヤンジ®の治療では、最初に白血球の採取(白血球アフェレーシス)を行い、患者さんの血液から採取したT細胞を含む白血球をブレヤンジ®の製造施設へ送ります。

製造施設では、白血球からT細胞を選別し、そのT細胞にCAR遺伝子を導入します。CARを発現したT細胞(CAR T細胞)を培養して、がんと闘うために十分な数になるまで増やし、品質検査を経てブレヤンジ®(製品)になります。

しかし、場合によってはブレヤンジ®が製造できず、投与できないことがあります。

白血球アフェレーシスからブレヤンジ®が製造されて届くまで、最短で5週間程度かかります。患者さんによっては、この間に病気をコントロールする目的で抗がん剤治療が行われることもあります(ブリッジング療法)。

ブレヤンジ®投与の2~7日前までにリンパ球除去化学療法(じょきょかがくりょうほう)を3日間行い、その後、ブレヤンジ®を投与します。

ブレヤンジ®の治療では、このような流れを患者さんごとに行います。

アベクマの投与 CAR T細胞ががん細胞上のBCMAに結合する がん細胞を攻撃する一方で、CAR T細胞は増殖を繰り返す 増殖したCAR T細胞はがん細胞に結合し、攻撃する

ブレヤンジ®について詳しく知りたい方は

B細胞性リンパ腫に対して
ブレヤンジ®の治療を受けられる方へ

監修:

国立がん研究センター 中央病院 血液腫瘍科長

伊豆津 宏二 先生

2025年8月作成
2009-JP-250015919